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 テーマ 133 仏法の十界、“声聞”から考える部下とのコミュニケーション
         

■仏法の十界、「声聞」

仏法の中に、十界というのがあります。
迷いから悟りのステージを、

「地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上、声聞、縁覚、菩薩、仏」
と10層に分ける考え方です。

最初の6つが凡夫
(煩悩にとらわれて迷いから抜け出られないでいる状態)、

後ろの4つが聖者
(煩悩を捨てて、修行によって正しい道理を身に付けた者)

の世界となります。

凡夫は6つの世界を、
さまよい続けることから「六道輪廻」と呼ばれます。

その六道輪廻を抜け出せた、最初の領域が「声聞」となります。

声を聞く者の意味で、
釈尊の教えを聞いて悟りを目指す出家の修行者のことを指します。

「声を聞く」と書く声聞は、
聖者という一つ大きなステージに上がる要となります。

仏教の世界でも人の話をきちんと聞くというのは、
大変なレベルだということが分かります。

■(聴く)、(話す)、
 (一緒に課題に向き合い、環境を整え、主体的に行動してもらう)  

(聴く)

管理職者になった以上、部下のために時間を使う覚悟が必要です。
特に部下の話を聴くために時間を使うことが重要となります。

聴くという字は、14の心で耳を傾けると書きます。

部下の話は、受け身ではなく、能動的な姿勢で聴き、
部下が話している話の意図、真意を理解するようにします。

忙しそうに、イライラしながら仕事をしている上司には、
声を掛けづらいものです。

部下から見られていることを常に意識して、
声を掛けやすい雰囲気づくりを心掛けることも必要です。

また、部下によっては、話し下手な部下もいます。
上司の前では、萎縮したり、緊張して、
よけいに上手く話ができなくなる部下もいます。

部下の話を整理し、要点をとらえて、
その内容を確認しながら話を聴いてあげると、
部下も落ち着いて話をするようになります。

部下の話を聴く際は、
部下が話をする態度や身振り手振りなどの様子を

五感を使って聴き、部下は、自分に何を伝えたいのか、
真意を理解することが重要です。

部下は、上司がきちんと話を聴いてくれると、
上司は自分のことを理解してくれている、
認めてくれていると思います。

(話す)

上司が部下に話しをする時は、自分の話が、
相手に伝わっているか、

理解してもらえているかを受け止めながら、
確認しながら話す、受動的な話し方が重要です。

自分が話したことを単純に復唱させるのではなく、
自分が話したことに対して、

どう思うのかなど、
意見を言いやすい質問を投げかけながら話すのがコツです。

そうすると、部下の方は、自分の意見も聞いてくれ、
上司と意見交換したという充実感を味合うことができます。

(一緒に課題に向き合い、環境を整え、主体的に行動してもらう)

自己効力感とは、
カナダ人の心理学者アルバート・バンデューラ氏が提唱したもので、

「目標に向かって、自分は目標を達成することができる」、
「自分ならできるはず」

という自分の可能性を信じる自信に満ちた感覚のことです。
人は、だれもがこの自己効力感を持っています。

部下の方が新しい仕事(課題)に挑戦しようとするときには、
仕事(課題)から逃げずに挑戦できるような環境、

自分にならできると思ってもらえる環境を
整えて上げることが重要となります。

上司として行うべきことは次のようなことになります。

(1)他のチーム員との仕事の調整をするなどして
   課題解決のための時間を与える。

(2)あなたなら絶対に必ずできる、解決できると激励し、
   背中を押して上げ続け、希望を与え続ける。

(3)部下が抱えている仕事(課題)に
   上司の自分も真摯に向き合うこと、知らない顔をしない。

(4)部下の抱えている課題解決のための
   具体的アイディアを一緒に考えてあげる。

上司として、あなたならできると
常に背中を押してあげるような言動が重要となります。

仏法の教えの「声聞」の境地になることは、
難しいと思いますが、上記に掲げた

(聴く)、(話す)、
(一緒に課題に向き合い、環境を整え、主体的に行動してもらう)

のようなことを踏まえて、
綿密で丁寧なコミュニケーションを

意識的、計画的にとっていくと、
部下の方には上司の気持ちが伝わり、

部下の方から信頼される上司となることができます。